髪のパサつきが気になるからと、「トリートメントを毎日たっぷり使えば早く綺麗になる」と考えるのは危険な落とし穴です。大手毛髪関連企業の調査データやサロン現場の報告によると、過剰なトリートメント連用によって引き起こされるトラブルが増加しています。
代表的な事例が、シリコンや過剰な油分が毛髪や頭皮に蓄積する「ビルドアップ現象(被膜過多)」です。油分が何層も重なって硬直化すると、以下のような毛髪トラブルが発生します。
- 髪が乾きにくくなり、ドライヤーの熱ダメージが急増する。
- 髪が重くペタッとして、根本のボリュームや自然な動きが失われる。
- パーマがかかりにくくなり、ヘアカラーの発色や薬剤浸透にムラが生じる。
- 頭皮に油分が付着することで毛穴が詰まり、かゆみやニオイの原因になる。
サロンでの髪質改善トリートメントの頻度は月1回〜1.5ヶ月に1回、ホームケア用の高濃度トリートメントは週に2〜3回のスペシャルケアに留めるのが基本です。健康毛や軟毛の人が毎日高油分なトリートメントを塗布すると、ベタつきやテカリの原因にしかなりません。自身のダメージレベルに合わせた適正頻度の見極めが肝心です。