初代プチトマトが退場した後の市場では、激しい品種改良競争が繰り広げられ、現在のミニトマトは驚くべき進化を遂げています。かつての「皮が口に残る」「酸っぱい」というイメージは完全に過去のものとなり、糖度8度から10度を超える極上の高糖度品種が青果売り場の主役に君臨しています。
現在、全国のスーパーや直売所で高い支持を集めるミニトマト人気品種一覧と、その特徴・食味の評判は以下の通りです。
- アイコ(サカタのタネ): 長卵型(プラム型)のユニークな形状が特徴的な、現代ミニトマトの絶対的エース。果肉が厚くゼリー状の果汁部分が少ないため、噛んだ瞬間に果汁が飛び散らず、お弁当に最適。酸味が穏やかで甘みが強く、リコピンは大玉トマトの約2倍含まれています。皮が丈夫で日持ちする点も流通現場から圧倒的に支持されています。
- 千果(タキイ種苗): 濃赤色で美しい光沢を持つ球形ミニトマトの最高峰。糖度が8度〜10度と極めて安定して高く、一口食べた瞬間にしっかりとした甘みを感じられます。皮の歯切れが良く、酸味との調和が取れているため、生食用として不動の人気を誇ります。
- キャロルセブン(サカタのタネ): 「ミニトマトのおいしさは甘みだけではない」と再認識させる名品種。深いコクと昔ながらのトマトらしい芳醇な風味、爽快な酸味が絶妙に調和しており、料理人やトマト愛好家からの指名買いが絶えません。
- 甘っこ: その名の通りスイーツのような濃厚な甘みを追求した品種。酸味が極端に抑えられているため、従来のトマト特有の青臭さや酸味が苦手な子どもでもフルーツ感覚で食べられると評判です。
- イエローアイコ/オレンジ千果: 赤色トマトとは異なるβ-カロテンなどの栄養素を持ち、酸味が少なくフルーティー。赤色のアイコや千果と組み合わせることで、食卓やお弁当のビジュアルを劇的に引き立てます。