劇中での変幻自在な衣装変化と、日常の落ち着いたスタイリングとの落差も彼の大きな魅力だ。NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』でブレイクを果たして以来、時代の空気を纏う様々な人物を演じてきた。近年では話題作『パリピ孔明』での奇天烈かつ絢爛豪華な衣装や、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』での荘厳な魔法使いの装いなど、インパクトあふれるコスチュームで観客を魅了している。
だからこそ、カメラの回っていないオフの瞬間で見せる素朴で知的な着こなしには、独特の親しみやすさが存在する。派手な舞台衣装を脱ぎ捨てた後に纏うシンプルな私服姿は、役柄から離れてひとりの人間としてのニュートラルな状態へと戻るための大切なスイッチなのかもしれない。