高齢の患者にとって、大手術による身体的負担はそのまま生命予後やQOL(生活の質)の低下に直結する。この課題に正面から挑んでいるのが、同病院の手術支援ロボット活用チームだ。
2026年現在、消化器外科、泌尿器科、呼吸器外科をはじめとする幅広い分野で、最新世代の手術支援ロボットがフル回転している。傷口を数ミリから数センチに抑え、ミリ単位以下の精度で病変部を摘出する技術は、80代・90代の高齢患者にとっても「術後数日で歩行・食事再開が可能」という実質的なメリットをもたらしている。体力を温存したまま早期退院へ繋げる取り組みは、病床稼働率の適正化にも大きく貢献している。