機種の選定さえ合致していれば、ブロアの交換作業自体に電気工事士や浄化槽設備士などの国家資格は必要ありません。家庭用100Vの防雨コンセントを抜き差しし、ゴムホースを繋ぎ直すだけの軽作業であるため、DIY初心者でも10〜15分程度で安全に完了します。具体的な交換ステップは次の通りです。
まず、旧ブロアの電源プラグをコンセントから抜きます。続いて、ブロア本体と浄化槽側の塩ビ管を繋いでいる「L字型ゴムホース」の固定金具(ホースバンド)を、マイナスドライバーまたはプラスドライバーで緩めます。固着している場合はホースを軽くねじるようにして引き抜きます。この際、ゴムホースが硬化してひび割れているケースが多いため、新品ブロアに付属している新品のL字ホースおよびクリップバンドに丸ごと交換するのが賢明です。
旧ブロアを撤去したら、コンクリート台座の上に溜まった砂埃や泥を掃除します。ブロアは水平な場所に置かないと振動が大きくなり、内部パーツの偏摩耗や騒音の原因になります。新品のブロアを台座に置き、付属のL字ホースを本体吐出口と浄化槽の配管へ奥まで差し込み、金具でしっかりと締め付けてエア漏れを防ぎます。2口タイプの場合は、製品取扱説明書に従って現在時刻と逆洗タイマーの設定(通常は深夜2時〜3時頃に自動設定済み)を確認した上で、電源プラグを差し込みます。最後に「低音の送風音が始まり、浄化槽内部からボコボコと水が泡立つ音」が確認できれば作業は無事完了です。