伊浜エリアへ釣行するにあたり、初心者が陥りがちな最大の誤解は「南伊豆だから一年中いつでも穏やかに出船できる」という思い込みです。現場の気象ダイナミクスを理解していなければ、思わぬトラブルに見舞われることになります。
伊浜は西〜南西に向かって開けているため、西風や南西の強風・ウネリに対して極めて脆弱です。東伊豆がナギ(静穏)であっても、半島の裏側に位置する伊浜では白波が立ち、出船不能となるケースは珍しくありません。「せっかく遠出したのに欠航になった」と不満を口にする釣り人が稀にいますが、これは船長が釣り人の命を最優先に守るためのプロフェッショナルな英断です。
前日17時〜19時頃の最終確認電話において、船長が風予報と波高を照らし合わせて厳密に出船判断を下します。もし風裏への移動を勧められたり欠航の連絡を受けたりした場合は、自然の驚異に逆らわず素直に従うことが、磯釣りにおける鉄則です。