購入者の口コミやアンケートで「15インチを選んで失敗した」と吐露される背景には、日常の移動において無視できない3つのハードルが存在します。
第一の理由は重量の壁です。15.6型ノートパソコンの本体平均重量は約1.7kg〜2.1kg。これに高出力な純正ACアダプターや電源コード(約300g〜400g)が加わると、携行総重量は容易に2.5kg近くまで膨らみます。2リットルのペットボトル以上の重量を背負い続けることになり、徒歩移動や階段の上り下りでは確実に疲労が蓄積します。
第二の理由はバッグの収納規格です。スリムな通勤用ビジネスリュック(容量10〜15L程度)の多くは「A4ファイル対応」または「13〜14インチPC対応」を想定して設計されています。15.6型の横幅36cmは、リュック上部の角に引っかかりやすく、無理に押し込むとファスナーが破損する恐れがあります。安全に収納するには、クッション付きスリーブの幅が38cm以上確保された20L〜25Lクラスの大容量リュックが必須となります。
第三の理由は移動中の取り回しの悪さです。新幹線の座席背面テーブル(奥行き約25cm×幅約40cm)に載せると、テーブルの前後幅をギリギリまで使い切り、飲み物を置くスペースすら失われます。カフェの丸型カフェテーブルやコワーキングスペースの狭小ブースでも、周囲に気を使う圧迫感が生じます。