内診時の違和感や不快感を最小限に抑えるためには、診察時の「身体の使い方」が大きな鍵を握ります。痛みや過剰な感覚を抑えるための具体的なテクニックは以下の通りです。
最も重要なのは、お腹とお尻の力を完全に抜くことです。痛みを警戒して腰を浮かせたり内股に力を入れたりすると、膣口が固く締まり、器具との摩擦が増して痛みや過度な刺激の原因になります。内診台に乗ったら、背中をシートにしっかり預け、両膝を外側に大きく開くイメージを持ちましょう。
器具が挿入される合図があったら、「ふーっ」と口から長く息を吐き出すことに集中してください。息を吐く動作によって副交感神経が優位になり、骨盤底筋の緊張が自然と緩みます。視線を天井の1点に向けるか、カーテンの向こうの看護師の声掛けに意識を向けるだけでも、局所の感覚から気を逸らすことが可能です。