ゲラとはどういう意味?すぐ笑う人の心理と出版用語の決定的な違い

ゲラとはどういう意味?すぐ笑う人の心理と出版用語の決定的な違い

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「よく笑う人」を指すゲラの由来は、大笑いする様子を表す擬音語「ゲラゲラ」に関西弁の接尾辞がついた名詞化表現です。もともとは上方漫才や吉本興業などの芸人界隈で使われていた楽屋言葉でした。「あいつは舞台袖で誰よりも笑ってくれる良いゲラや」「客席にゲラがおると助かる」といった形で、芸人の間で流通していた業界スラングが発端となっています。 これが関西のローカルバラエティ番組を通じて視聴者へ浸透し、2000年代以降の全国ネット番組やお笑い賞レースの普及とともに日本全国へと拡大しました。現在ではSNSや配信プラットフォーム上のネットスラングとしても完全に定着しており、VTuberや実況者が配信中に笑い崩れるシーンに対して「ゲラ発動」「ゲラ助かる」といったコメントが飛び交うカルチャーが形成されています。 一方、出版業界の「ゲラ」は英語の「galley(ガレー)」に由来します。活版印刷が主流だった時代、拾い集めた鉛の活字を行ごとに並べて収めた浅い金属製のトレイ(ガレー船の形状に似ていたことから命名)を指し、そこから刷り出した校正紙を「galley proof(ガレープルーフ)」と呼んでいました。これが日本に伝わった際、現場で略されて「ゲラ」となり、DTP(デスクトップパブリッシング)が主流となった現在でも校正紙全般を指す専門用語として残り続けています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

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