インターネット上には「最近の家電は壊れにくいからアース線は不要」「ブレーカーが付いているから大丈夫」といった極めて危険な誤解が放置されています。ここでは電気工学的な事実に基づき、その盲点を論破します。
アース線をつけないとどうなる?感電リスクと漏電遮断器の仕組み
アース線 つけないとどうなる 感電リスクの核心は、人体と電気の通りやすさ(抵抗値)の関係にあります。家電内部の絶縁材が劣化したり水がかかったりして漏電が発生した際、アース線が繋がれていれば、電気抵抗の極めて低いアース線を通って電流が一瞬で地中へと逃げていきます。
これに対し、アース線 漏電遮断器 仕組みの観点で見ると、アース線が未接続の場合、家電本体の外装金属に高電圧がかかったまま待機状態(帯電)になります。この状態で濡れた手で触れると、「人間の身体」がアース線の代わりとなって大電流が心臓を通って大地へ流れることになり、激しい電撃や最悪の場合は心室細動による死亡事故へと直結します。分電盤の漏電遮断器は「漏れ出た電流」を検知して作動するため、アース線が接続されていないと、人間が感電して初めてブレーカーが落ちるという極めて危険な状態に陥るのです。
絶対にやってはいけない「危険なアース接続」の誤解
アース端子がない部屋で絶対にやってはならない重大なNG行為が存在します。以下の接続は法令(内線規程)でも厳格に禁止されています。
- ガス管への接続:万が一の漏電火花によって都市ガスやプロパンガスに引火し、大爆発・火災を引き起こす危険性があります。
- 水道管への接続:かつては金属管が主流でしたが、現代の給水配管は塩化ビニールや架橋ポリエチレン管が多用されており、電気的に接地されないばかりか漏水・腐食の原因になります。
- 電話・避雷針のアースへの接続:落雷時に高電圧が家電に逆流し、家電の爆発破壊や火災を招く恐れがあります。