「唱」は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハロウィンイベント楽曲としても知られる通り、目まぐるしいテンポチェンジ、超高速ラップ、デスボイス混じりのシャウト、そしてファルセットまでが複雑に交錯する、歌唱難易度が極めて高い楽曲です。
放送前の一部ネット上では「激しいダンスと難曲を両立させるため、音源を被せる口パクなのではないか」という疑念の声もわずかに存在していました。しかし、演奏が始まった瞬間にその疑いは完全に消し去られます。
ブレス(息継ぎ)の生々しい音、フレーズごとに微細に変化する声の質感、アドリブ混じりの唸り声、そして檻を激しく揺らしながらステップを踏みつつも一切ブレないロングトーン。完璧なピッチコントロールでありながら、確実にその場で声を発しているとわかる圧倒的な生歌唱力に、テレビの前の視聴者は言葉を失いました。