ハーディー・ワインベルグの法則を完全攻略!共通テスト対策と計算の盲点

ハーディー・ワインベルグの法則を完全攻略!共通テスト対策と計算の盲点

ハーディー・ワインベルグの法則を完全攻略!共通テスト対策と計算の盲点の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

Q1:遺伝子型頻度が $p^2 + 2pq + q^2 = 1$ になっていれば、その集団は絶対にハーディー・ワインベルグ平衡にありますか?
A1:いいえ、必ずしもそうとは言い切れません。数式上の展開式として $(p+q)^2 = 1$ は任意の確率 $p, q$ について恒等的に成り立ちますが、それが「実際の集団の遺伝子型頻度」と一致しているかどうかが問われます。例えば、何らかの選択圧によってヘテロ接合体($Aa$)がすべて死滅した集団では、たとえ遺伝子頻度が $p=0.5, q=0.5$ であっても実際の頻度は $AA:50\%, Aa:0\%, aa:50\%$ となり、$2pq=0.5$ の期待値と乖離するため平衡は成り立っていません。

Q2:劣性対立遺伝子の頻度を求める際、なぜヘテロ接合体ではなく劣性ホモ接合体から計算するのですか?
A2:表現型から遺伝子型を100%特定できるのが劣性ホモ接合体($aa$)のみだからです。完全優性の場合、優性の表現型を示している個体の中には $AA$ と $Aa$ が混在しており、外見から両者を判別することはできません。そのため、外見から確実に判別できる劣性個体(出現頻度 $q^2$)を足がかりにして、その平方根 $\sqrt{q^2} = q$ を求めるのが唯一かつ確実な計算手法となります。

Q3:共通テスト本番で計算ミスや時間配分の失敗を防ぐための実践的なコツは何ですか?
A3:問題用紙の余白に、問題文が与えている数値を「個体数」なのか「割合(%)」なのか明確に区別してメモすることです。そして、必ず「全個体数」「劣性個体数」「$q^2$ の値」「$q$ の値」「$p$ の値」を順序立てて縦に書き出すルーティンを作ってください。頭の中だけで暗算しようとすると、千分率(‰)と百分率(%)の取り違えなど桁数のミスを誘発します。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。