そもそも、なぜ普段と同じように洗濯機を回しているだけで悲劇が起きてしまうのでしょうか。洗濯で色移りしてしまう原因と理由は、主に「衣類同士の摩擦」「水温」「濡れた状態での長時間の放置」という3つの悪条件が重なることにあります。
新品のジーンズや海外製の濃色コットン製品などは、日本の厳しい基準で作られた衣類に比べて染料が水に溶け出しやすい傾向があります。洗濯槽の中で激しく揉まれることで染料が水中に溶け出し、それが同時に洗っていた白や淡色の綿・レーヨンといった吸水性の高い繊維へと吸着してしまいます。さらに危険なのが、脱水が終わった後に洗濯槽内に放置する行為です。湿った衣類同士が密着した状態が続くと、わずか十数分でも染料がじわじわと毛細管現象で移動し、くっきりとした色移りジミを作り出してしまいます。