PC筋トレーニングにおいて最も警戒すべきは、「過剰な負荷」と「脱力の無視」です。近年、排尿障害や骨盤痛を訴えて泌尿器科を受診する患者の中に、間違ったPC筋トレーニングによる骨盤底の過緊張が散見されます。
- 代償動作の罠(腹筋・臀筋・内転筋の力み):下腹部やお尻、太ももに力が入ってしまうと、骨盤底筋群は正しく収縮せず、腹圧ばかりが高まってヘルニアや脱腸のリスクを高めます。
- PC筋鍛えすぎ注意点(骨盤底筋過緊張症候群):収縮ばかりを繰り返し、十分なリラクゼーション(弛緩)を行わないと、筋肉が慢性的な痙攣・硬直状態に陥ります。結果として、慢性前立腺炎様症状、勃起不全(過度な緊張による血流障害)、排尿困難、骨盤深部の鈍痛を引き起こします。
- 呼吸の停止:息を止めて力む(バルサルバ法)と、骨盤底に過剰な下向きの圧力がかかり、筋を傷める原因になります。常に自然な呼吸を維持してください。