松田直樹といえば、横浜F・マリノスの象徴だった。1995年の加入から3度のJリーグ制覇に貢献し、背番号3を背負ってサポーターを鼓舞し続けた姿は今もファンの網膜に焼き付いている。激しいスライディングタックル、気迫あふれるヘディング、そして仲間を鼓舞する熱狂的なコーチング。妥協を許さないプロフェッショナリズムは、トルシエジャパンの「フラット3」の中軸として2002 FIFAワールドカップのベスト16進出をも手繰り寄せた。
逝去後、盟友たちによって幾度となく開催された「松田直樹メモリアルゲーム」には、歴代の日本代表戦士やマリノスOBが集結。スタジアムを埋め尽くした観客とともに、チャリティー活動や心臓病予防の啓発イベントが実施されてきた。背番号3のユニフォームは、クラブとサポーターの間で永久欠番に等しい神聖な存在として守られ続けている。