グラビア界の頂点を極めた井川さんは、2000年代以降、本格的に女優への道を歩み始めました。当初は「癒やし系のイメージ」とのギャップに悩む時期もありましたが、徹底した演技レッスンと地道な舞台経験を重ねることで、確かな実力派女優へと脱皮していきます。
木村拓哉さんと共演したドラマ『空から降る一億の星』(2002年)で鮮烈な印象を残すと、NHK連続テレビ小説『純情きらり』(2006年)や『半分、青い。』(2018年)では、主人公を温かく支えるキーパーソンを好演。近年でもTBS系日曜劇場『下剋上球児』(2023年)などで見せた、芯の通った母親役や自立した女性の演技は高い評価を集めました。
そして彼女の魅力を語る上で外せないのが、サントリー「角ハイボール」の歴代CMシリーズです。小さなバーの店主としてカウンターに立ち、「ウイスキーがお好きでしょ」のフレーズとともに見せる微笑みは、大人の色香と親しみやすさが見事に融合した傑作として、長年にわたりお茶の間を魅了し続けています。