ネット上には「アプリで作った写真なら何でもそのまま使える」という誤った言説が散見されますが、これは重大な誤解です。提出先の機関によって、写真に対する許容範囲は明確に異なります。
特に厳格なのが外務省が管轄するパスポート写真規定です。国際民間航空機関(ICAO)の国際規格に基づき、顔の寸法(頭頂から顎まで32mm〜36mm)、目線の位置、背景にグラデーションや影がないことなどがミリ単位で審査されます。デジタル加工によって顔の輪郭や特徴が変わっているものは即座にリジェクト(不受理)対象となります。
また、マイナンバーカード申請や運転免許証更新写真の持ち込みにおいても、各自治体の窓口や警察署の運転免許試験場ごとに運用基準が存在します。AI補正による過度なコントラスト調整や、光沢紙以外の普通紙への印刷は受理されません。公的証明書に用いる場合は、アプリの補正機能を「最小限」に留め、規定のレイアウトを遵守することが絶対条件です。