レスリングの世界女王として一時代を築いたダルビッシュ聖子と、MLB(メジャーリーグベースボール)で頂点を極め続けるダルビッシュ有。両親ともに世界トップレベルの身体能力とストイックな規律を持つ家庭環境でありながら、家庭内で敷かれている方針は驚くほど柔軟でリベラルだ。
「子ども自身の人生であり、親の夢を押し付けることは絶対にしない」。この一貫したスタンスが日々の生活に根付いている。野球を強要することは一切なく、サッカーやアメリカンフットボール、あるいはアートや学問など、興味を持ったものに全力で打ち込める環境を用意する。結果よりもプロセスを褒め、失敗をデータの蓄積として捉える対話術は、日米の教育関係者からも高い関心を集めている。