ネーザルハイフロー看護の極意|急変サインと設定根拠を現場目線で解剖

ネーザルハイフロー看護の極意|急変サインと設定根拠を現場目線で解剖

ネーザルハイフロー看護の極意|急変サインと設定根拠を現場目線で解剖を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

Q1:口呼吸をしている患者に対して、ネーザルハイフローは無効なのでしょうか?
A1:無効ではありません。高流量で送り込まれるガスによって咽頭死腔の二酸化炭素を洗い流す効果や、目標濃度の酸素を肺内へ届ける効果は口呼吸時でも維持されます。ただし、鼻呼吸時に比べてPEEP様圧力が低下することと、口腔粘膜の乾燥が進みやすくなるため、含嗽や保湿ジェルによる口腔ケアをこまめに行う配慮が必要です。

Q2:食事中は流量や濃度を変更するべきですか?マスクに変えたほうがいいでしょうか?
A2:従来の酸素マスクに切り替える必要はありません。ネーザルハイフローの最大のメリットは装着したまま食事が摂れる点にあります。ただし、吸気流速が40〜50 L/min以上のままだと嚥下時に誤嚥しやすいため、医師の指示のもとで食事中のみ一時的に流量を20〜30 L/min程度に落とすと安全に摂取できます。食事後は元の設定流量へ速やかに戻してください。

Q3:ウィーニング(離脱)の際、FiO2と流量のどちらから下げるのが正解ですか?
A3:原則として「FiO2から先に下げる」のが標準的なプロトコルです。高濃度酸素による酸素中毒や吸収性無気肺のリスクを早期に回避するため、まずFiO2を0.40(40%)以下まで段階的に落とします。酸素化が安定していることを確認した上で、流量を5〜10 L/minずつ漸減し、流量20 L/min・FiO2 0.40以下を達成した時点で標準的なカニューラ等への移行を検討します。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。