SNSや大手Q&Aサイトを観察すると、「魚の目の芯をピンセットでつまんで引き抜いたらスッキリした」「快感だった」という動画や体験談が一定の注目を集めています。痛みの元凶を物理的に根絶したいという焦燥感や、角栓除去にも似た一種のカタルシス(解放感)が、危険なセルフオペレーションへと駆り立てる心理的背景になっています。
一方で、安易な自己処置に踏み切った結果として投稿される生々しい失敗談は後を絶ちません。
「ピンセットで芯を引っこ抜こうとした瞬間、電撃のような激痛が走り、洗面所が血だらけになった」「患部に穴があいて翌日から靴も履けないほど腫れ上がり、化膿して歩行困難になった」「芯を取り切ったつもりが、わずか2週間で以前より硬く巨大な塊となって再発した」といった阿鼻叫喚の声が多数報告されています。自力で力任せに対処しようとする試みは、一時的な満足感と引き換えに、治療を長期化させる最大の要因となっているのが実情です。