カワウソはペットにできる?飼育禁止の真相と過酷な飼育の現実【2026】

カワウソはペットにできる?飼育禁止の真相と過酷な飼育の現実【2026】

カワウソはペットにできる?飼育禁止の真相と過酷な飼育の現実【2026】の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

「カワウソはペットとして飼育禁止になった」という噂は、半分正しく、半分は誤解を含んでいます。厳密には法律で飼育そのものが一律禁止されたわけではなく、商業目的の新規輸入および無登録個体の売買が法律で厳格に封じられたというのが正確な事実です。

転換点となったのは、2019年8月に開催されたワシントン条約(CITES)第18回締約国会議でした。日本でペットとして圧倒的人気を誇っていたコツメカワウソおよびビロードカワウソが、従来の附属書IIから最も規制の厳しいワシントン条約附属書Iへと引き上げられました。附属書Iは「絶滅のおそれのある種で取引による影響を受けている種」が指定され、商業目的の国際取引が原則として完全に禁止されます。

日本国内でもこれを受け、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」が適用されました。これにより、条約発効前に正規輸入された個体や、その子孫として国内で適法に繁殖された個体を除き、新たな個体を海外から輸入してペットとして販売することは完全に不可能となりました。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。