海外におけるふたりの受容史もまた興味深い。90年代後半に北米などで放送された英語版アニメでは、ふたりの親密な関係性を隠蔽するため、あろうことか「従姉妹(いとこ)」という設定に改変された歴史がある。しかし、画面から滲み出る情愛や絆を完全に覆い隠すことはできず、かえって海外ファンの間で語り草となった。
2020年代に入り、クィア表象やLGBTQ+の文脈が世界的に開かれるなかで、はるかとみちるは「90年代にすでに描かれていた先進的な同性パートナーシップの金字塔」として公式に再評価された。時代が追いついたからこそ、彼女たちの先見性がよりくっきりと浮かび上がっている。