宮内庁関係者への独自取材からは、徳仁天皇と皇后雅子さまの御所での日常風景が浮き彫りになる。両陛下は公務の合間を縫って敷地内の散策を日課とされており、四季折々の草花や渡り鳥の姿に目を留められるという。多忙を極める日程の中で、静寂に包まれた緑豊かな空間はお二人にとってかけがえのない思索の場となっている。
御所の内部は、公的な執務を行うエリアとプライベートな居住エリアが巧みに分かれている。プライベート空間には開放的なリビングや和室が配置され、ご家族が寛げる温かみのあるインテリアが施されている。過剰な華やかさを避け、心地よさと機能性を追求した空間づくりには、両陛下のつつましいお人柄と生活美学が色濃く反映されている。