グループの人気の規模を測る上で、最も雄弁なデータが嵐ファンクラブ会員数推移です。最盛期には300万人を突破し、国内の単一アーティストのファンクラブとしては前人未到の数字を打ち立てました。2位以下を大きく引き離すこのマンモス組織は、チケットの当選確率を天文学的な難度へと押し上げました。
ドームツアーの現場では、各メンバーのメンバーカラー(青・赤・緑・黄・紫)のペンライトが会場を埋め尽くします。実際のコンサート会場を長年取材してきた編集部員の視点では、座席ごとのペンライトの色は驚くほど均等に分布しており、極端な偏りを感じさせない光景が常でした。これは「箱推し(グループ全体を愛するファン)」の比率が極めて高いことを示しています。
一方で、SNSやネット上のコミュニティ(X、Yahoo!知恵袋、5ちゃんねる等)で交わされる嵐世間の反応ネットの声をつぶさに追跡すると、活動休止期間が長引くにつれてファンの関心に変化が生じていることが分かります。テレビ番組等でメンバーが発する「5人」という言葉に対する過敏なまでの歓喜、そして大野智の近況に対する尽きない関心です。「誰が一番か」という議論そのものが、メンバー同士を比較して争うためではなく、「それぞれの個性がどれほど尊いか」を再確認するためのコミュニケーションとして機能しています。