競泳界において「パンパシ」の愛称で親しまれるこの大会が、なぜここまで特別な位置を占めるのか。その理由は、出場国の密度の濃さにある。水泳王国アメリカと、近年の世界水泳で圧倒的な強さを見せるオーストラリア。この二大巨頭に、近年急成長を遂げたカナダと、緻密な戦術と層の厚さで挑む日本が加わる構造だ。
世界水泳が世界中のあらゆる国と地域から選手を集めるのに対し、パンパシは少数精鋭のメガパワーが直接火花を散らす。予選から一瞬の隙も許されないサバイバルレースが展開されるため、選手たちにかかる心理的プレッシャーは五輪と同等かそれ以上とも言われる。