女へんの漢字に悪い意味が多い真相とは?成り立ちと名づけ一覧

女へんの漢字に悪い意味が多い真相とは?成り立ちと名づけ一覧

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SNS上では「女を3つ集めると『姦』になるのは女性差別だ」といった議論が定期的に炎上します。「姦」の原義は、私語を交わして密談することや、秩序を乱す奸計(かんけい)を意味し、古代社会における集団への警戒から生まれた文字です。

しかし、文字の歴史を「差別か否か」の二元論だけで断じるのは早計です。漢字の黎明期において、「姓(名字)」という概念そのものが「女から生まれた血筋」を意味していた事実(姜、姫、姚など古代の尊貴な姓はすべて女偏)が示す通り、母系的な神聖さは文字体系の根底に深く刻まれています。

教養として知っておきたい女偏の難読漢字

  • 媼(おうな・おみな):年老いた女性、おばあさん。『竹取物語』の「竹取の翁と媼」で知られる古典的な文字。
  • 妣(ひ・はは):亡くなった母のこと。「祖妣(そひ=亡き祖母)」「考妣(こうひ=亡き父母)」として祭祀で用いられる。
  • 媧(か):中国神話において人類を創造し天を補修した女神「女媧(じょか)」に用いられる神聖文字。
  • 嬋(せん):「嬋娟(せんけん)」という熟語で、月が美しく澄み渡るさまや、艶やかな美女を形容する。
  • 媾(よしみ・こう):親しく交わること。「講和・和親」と同義で、国家間の平和協定などを指す「媾和(こうわ)」で用いられる。
渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。