タオルを購入する際、カタログやパッケージに記載された寸法数値をそのまま鵜呑みにするのは危険です。天然繊維である綿(コットン)100%のタオルは、最初の洗濯で縦方向に約5〜10%収縮する特性を持っています。
新品時に「34×80cm」と表記されていても、数回洗濯を繰り返すと「実寸約32×74cm」程度まで縮むことは業界の常識です。特に甘撚り(あまより)の無撚糸タオルやガーゼ織りタオルは、洗濯後の縮み率が高くなる傾向にあります。
もうひとつの誤解は、「ホテル仕様=厚ければ厚いほど良い」という思い込みです。ホテル仕様の重厚なタオル(300匁以上)は、業務用の大型ガス乾燥機で一気にふんわり乾燥させることを前提に設計されています。これを自然乾燥中心の日本の一般家庭で毎日使うと、特に冬場や梅雨時期に中心部が生乾きになり、嫌なニオイの原因となります。