インターネット上の口コミで頻出する「校則がない」「髪染めやピアスも自由」という言説は、事実なのでしょうか。在校生や卒業生からの直接取材で判明したのは、「規則がないのではなく、自律を前提とした信頼関係がある」という実態です。
基準服(ブレザータイプの制服)は定められていますが、式典や公式行事以外の平常時は、私服での登校やセーター類の自由な着用が認められています。頭髪や身だしなみについても、細微な数値規定で縛るような頭髪検査は行われていません。SNS上の生の声には次のような実感が寄せられています。
「制服を着る日もあれば私服で通う日もある。自分で天候やTPOを考えて選ぶのが当たり前になっている。でも、派手に遊んでいるように見えて、試験前になると全員が猛烈に勉強し始める。自由だからこそサボったツケはすべて自分に返ってくる」(2024年卒業生・現早稲田大生の手記より)
学校側が掲げる「自由」は放任ではありません。他者に迷惑をかけない倫理観と、自己をコントロールする責任感が常に試されています。自主自律の精神が育っていない生徒にとっては、指示待ちのまま学力を低下させてしまうリスクと隣り合わせの環境です。