Q1:10日間天気予報と週間天気予報の信頼度はどれくらい違いますか?
A1:気象庁の予測精度検証データによると、3日先までの降水の有無に関する的中率は約80〜85%を維持していますが、7日先では約65%、10日先になると50%台前半まで低下します。特に前線や低気圧の位置は日を追うごとに予測のブレ(アンサンブル予報の広がり)が大きくなります。10日間予報は「大まかな天候のトレンドや気温の傾向(暑くなるか寒くなるか)」を掴むために活用し、具体的なお出かけの可否は3日前から前日の週間天気予報および前日夕方の最新予報で最終決定するのが鉄則です。
Q2:雨雲レーダーで雨雲が全く映っていないのに、土砂降りの雨が降るのはなぜですか?
A2:雨雲レーダーは上空に向けて発射した電波が雨粒に当たって跳ね返る強さを測定しています。しかし、発達し始めたばかりの積乱雲は雨粒が小さく、レーダーの電波ビームの高さをすり抜けて地表付近で急成長することがあります。また、レーダーサイトから遠く離れた山影の死角にあるエリアでも探知が遅れる場合があります。「レーダーに雨雲がない=絶対に雨が降らない」ではなく、空の暗転や冷たい突風、雷鳴といった現地の五感情報を最優先してください。
Q3:線状降水帯の発生情報は、どれくらい前に知ることができますか?
A3:現在気象庁では、スーパーコンピュータを用いた高度予測により、線状降水帯が発生する可能性を「半日前から数時間前」に広域地方ブロック単位(例:九州北部、近畿地方など)で発表しています。さらに発生が確認された段階で「顕著な大雨に関する情報」が即時発表されます。ただし、線状降水帯がピンポイントでどの市町村に架かるかを半日前に特定するのは現代科学でも困難です。広域情報が出た段階でハザードマップを再確認し、夜間であれば明るいうちに行動を起こすことが肝要です。