公務員として多忙な日々を送る旦那様と、締め切りと向き合う小説家。一見すると対極の生活リズムに見えるが、この対比こそが夫婦の絶妙なバランスを生み出している。文藝春秋が刊行する雑誌や単行本のエッセイ等でも、夫の理性的でどこかマイペースな言動がユーモラスに描写されることがある。
世間が抱く「エリート官僚」という堅苦しいイメージとは裏腹に、彼女の描くパートナーは非常に人間味にあふれ、時にはシュールなツッコミを繰り出す個性の持ち主だ。お互いの専門分野を尊重しつつ、干渉しすぎない絶妙な距離感が長年維持されている。