『海導』の歌唱者を巡っては、シーンごとに異なるバージョンが存在し、それぞれ豪華なキャスト・アーティストが参加しています。
劇中のソロ歌唱を担当しているのは、クザン役の人気声優・子安武人氏です。低音で語りかけるようなハミングとアカペラは、歴戦の猛者でありながら飄々としたクザンの人間性を完璧に表現しており、サウンドトラックにも『海導(クザン ver.)』として収録されています。
一方、ゼットの最期やエンディングを荘厳に彩るフル合唱バージョンでは、実力派シンガーソングライターの鈴木佐江子氏や伊藤真澄氏らがコーラスとして参加。さらに少年少女合唱団の清らかな歌声とフルオーケストラが加わることで、まるでヨーロッパの大聖堂に響き渡るミサ曲のような圧倒的なスケール感が生み出されています。
声優陣の魂のこもった演技と、一流のミュージシャンたちによる洗練されたコーラスワークが見事に調和している点も、本作の音楽的評価が極めて高い理由の一つです。