2026年春、グローバル配信が開始されたドラマ『白い巨塔』(1978年・フジテレビ系)のデジタル修復版。ここで描かれる医学界の権力闘争と人間の業は、半世紀前の作品とは思えないほどの生々しさで観る者の胸を刺す。画面の解像度が上がったことで微細な表情の変化や、指先のわずかな震えまでもが鮮明に視認できるようになり、田宮演じる財前五郎の葛藤がリアルタイムの事件のように迫ってくる。
海外の海外ドラマファンからも「シェイクスピア劇の悲劇的英雄を見るようだ」「現代のどの医療ドラマよりもダークで洗練されている」といった感嘆の声が相次ぐ。SNS上では若い世代によるリアルタイム実況が巻き起こり、時代や国境を超えた普遍的な名作として新たな生命を得ている。