ネット上の情報やSNSの口コミでは、「京王閣は荒れやすい万車券バンクだ」という声と「本命党向けの堅いバンクだ」という相反する意見が飛び交う場面が見受けられます。この認識のズレは、開催区分(デイレース・ナイター・ミッドナイト)およびグレードレース(G3京王閣記念など)と一般開催の構造差を混同していることから生じています。
実態として、昼間の一般開催やガールズケイリンでは本命決着が多く、2車単や3連単の配当は低めに推移します。一方で、夜間のナイター開催や実力伯仲のS級戦では、前述した「外差しが決まりやすいバンク構造」と「暗がり・気温低下による脚力差の縮小」が重なり、ラインの3番手や別線が強襲して高配当が飛び出すケースが急増します。
レース終了後に発表される京王閣競輪の払戻金一覧を精査すると、人気サイドの決着と数十万円クラスの波乱決着が明確に二極化していることが分かります。過剰人気となった先行ラインの番手選手を盲信するのではなく、3連連勝式の3着に別線の追い込み勢をマークしておくなど、オッズ歪み(実力に対してオッズが過剰に付いている買い目)を冷静に見抜く視点が不可欠です。