Q1:家族や同僚に感染することはありますか?
A1:水虫(白癬菌)のように、バスマットやスリッパを介して他人に次々と感染するリスクは極めて低いです。原因菌であるコリネバクテリウムは誰の皮膚にも存在する常在菌であり、「靴の中の高温多湿」と「多汗」という特定の悪条件が揃った本人の足裏でのみ異常増殖するためです。ただし、衛生面を考慮しタオルの共用などは避けるのが賢明です。
Q2:市販の薬局で買える薬だけで完治させることはできますか?
A2:市販薬のみでの完全治癒は難易度が高いのが実情です。市販の抗生物質軟膏(ドルマイシン軟膏等)や殺菌石鹸で初期の軽微な菌を抑えられるケースもありますが、医療機関で処方されるクリンダマイシン等の単剤外用薬と比べると効力や基剤の適合性が劣ります。特に市販の水虫薬を使用して悪化させるリスクを避けるためにも、皮膚科受診が確実です。
Q3:痛みや痒みが全くないのですが、放置しても自然に治りますか?
A3:自然治癒は期待できません。角質が融解してバリア機能が低下した状態を放置すると、より深い皮膚層へ細菌が侵入して蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの重篤な感染症を誘発したり、強い圧痛を伴う潰瘍へ進行したりする恐れがあります。何より強烈な悪臭が周囲に漏れ続けるため、早期の治療介入が強く推奨されます。