下妻市の人口減少は、特別なものではない。全国の地方都市と同じく、若年層の都市部流出と出生率の低下が主因だ。しかし、下妻市の特徴は、製造業や農業を中心に一定の労働需要が存在し、すでに多くの外国人が就労・居住している点にある。市の公式発表資料によると、市内の外国人住民数はここ数年で増加傾向にあり、2026年には総人口の5%を超える水準に達している。 この数字は、茨城県内でも比較的高い部類に入る。市はこれまでも、外国人向けの生活相談窓口や日本語教室、多文化共生イベントなどを実施してきた。つまり、市長の「移民」発言は、ゼロから外国人を受け入れるというより、すでに進行中の現実を追認し、さらに制度化を進める意図があったと読める。問題は、その説明が不十分で、市民の一部に「自分たちの街が知らない間に変わってしまう」という不安を与えたことだ。
【下妻市長“移民”発言の真意】波紋を呼んだ経緯から現在地まで全記録
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