ネクタイピンを選ぶ際、デザインだけでなく留め具の構造(機構)を理解することが極めて重要です。構造によってネクタイ生地への負担やホールド力が異なります。
主流となっている機構は以下の通りです:
- ワニ口式(クリップスプリング式):バネの力でしっかりと挟み込むタイプ。生地を痛めにくく、ネクタイの厚みを問わず安定するため、最も汎用性が高い。
- クリップ式(タイバー式):バネを使わず金属の弾性で挟むタイプ。構造がシンプルで薄型・軽量だが、厚手のネクタイには不向きな場合がある。
- タイタック式・ショートバー:針を刺して留めるタイプやナロータイ専用。ドレッシーなパーティーシーン向き。
TPOに合わせた使い分けも欠かせません。日常のビジネスや結婚式・披露宴などの慶事では、シルバーや上品なゴールド、パール付きの華やかなデザインが好まれます。一方、弔事(お葬式・法事)では、光り物の着用はマナー違反とみなされるため、ネクタイピン自体を外すのが原則です。