Q1:加齢による爪の縦線は、一度できると二度と治らないのですか?
A1:一度表面に刻まれた爪の縦線そのものを消し去ることはできません。爪は死んだ細胞の集まりであるため自己修復機能がないからです。ただし、爪は約半年から1年かけて根元から先端へと生え変わります。日々の徹底したオイル保湿や、タンパク質・亜鉛を中心とした食生活の見直しによって爪母の健康を取り戻せば、新しく伸びてくる爪の縦筋を大幅に目立たなくさせることは十分に可能です。
Q2:爪の縦線は何科を受診すべきですか?内科に行くべきサインはありますか?
A2:基本の受診科は「皮膚科」です。爪そのものの病理診断やメラノーマの鑑別は皮膚科医の専門領域となります。ただし、両手のすべての爪が反り返るスプーン爪(鉄欠乏性貧血の疑い)、爪全体が真っ白になる(肝硬変や腎不全の疑い)、強い動悸や体重減少を伴うなど、全身症状が同時に見られる場合は内科やかかりつけ医への相談も視野に入れてください。
Q3:黒い縦線が1本だけ急に出てきました。必ずがん(メラノーマ)なのでしょうか?
A3:黒い線が出たからといって、すべてがメラノーマというわけではありません。爪の根元にできた良性のホクロ(色素性母斑)や、靴の圧迫・ドアに指を挟むなどの外傷による内出血(爪下血腫)であるケースも多々あります。内出血であれば爪の成長とともに黒い部分が先端へ移動して消失しますが、線が動かず徐々に太くなる場合は悪性の鑑別が必要です。自己判断で様子を見ず、速やかに皮膚科専門医のダーモスコピー検査を受けてください。