FP2級実技試験の合格ラインは、全科目共通で6割(日本FP協会は60点/100点、きんざいは30点/50点)です。しかし、受験者の自己採点結果と合格発表の実得点を見比べると、「予備校の配点予想で58点だったのに合格していた」「きんざいで29点予想だったが合格通知には31点と書かれていた」という事例が毎年のように報告されます。
これが「FP2級実技の傾斜配点疑惑」と呼ばれる現象の背景です。結論として、公に「傾斜配点を行う」と宣言されているわけではありませんが、実質的な採点調整が行われている可能性は極めて高いと分析されています。
特にきんざいの試験では、受験者全体の正答率が極端に低い難問において配点を引き下げ、基礎的な計算問題の配点を当初の想定より引き上げるような調整が行われている形跡が見られます。合否の境界線である6割付近に大量の受験生が集中するため、全体の合格水準を一定のレンジに収める意図が働いていると考えるのが自然です。