テレビにおける食レポといえば、長い間「味の繊細な表現」や「グルメな知識」が重宝されてきた。しかし、二人が提示したのは「美味しそうに食べることそのものが最大の表現である」という本質的な気づきだった。
一口食べた瞬間の表情、目の輝き、そして言葉を失うほどのリアクション。横山が水卜アナの豪快な食べっぷりを愛あるイジリで引き立て、水卜アナがそれに笑顔で応えるスタイルは、従来のグルメ番組の文脈を完全に塗り替えた。現在の若手アナウンサーやタレントたちがこぞって参考にする「魅せる食事」の原点は、間違いなくこの二人が築き上げたスタイリッシュかつ泥臭いパフォーマンスにある。