ディアンドレ・エイトンほど専門家やファンの間で評価が割れる選手も珍しくありません。その要因は、突出した才能とプレイスタイルのアンバランスさにあります。
【長所:リーグ屈指のスキルセット】
211cm・113kgの恵まれた体躯を持ちながら、ガードのような身のこなしと柔らかいシュートタッチを兼ね備えています。ピック&ロールからのダイブだけでなく、ショートロールからのミドルレンジジャンパーは極めて高確率で、現代NBAにおいてスペーシングを阻害しない稀有なセンターです。
【短所:闘争心のムラとリムプロテクト意識】
フィジカルコンタクトを避けてタフなジャンプシュートを選択しがちな点や、試合ごとのエネルギーレベルの激しい変動が最大の批判対象となっています。ブロックショットやリム周辺での威圧感という守備の要としての役割において、集中力が切れた際のポジショニングミスが目立つことが、指揮官やアナリストの不満を招く要因です。
【プロの結論】エイトンがフィットするチーム・獲得を見送るべきチームの条件
エイトンを最大限に活かせるのは、「絶対的なプレイメイカーが君臨し、守備の役割が明確に固定されている強豪チーム」です。クリス・ポールと組んでいた全盛期のように、パスの供給役がいてフィニッシュに専念できる環境では無類の強さを発揮します。
逆に、「センター自らにインサイドでの泥臭いリーダーシップやエナジー供給を求める再建途中のチーム」では、持ち味を発揮しきれず、高年俸が重荷となるリスクが高くなります。