マジックボールの骨格を作る工程は、全体の作業時間の約7割を占める最も重要なステップです。紙の上に精密な展開図・設計図通りのクリース(折り筋)を刻み込んでいきます。
まずは縦方向に紙を均等分割する蛇腹折りのやり方から開始します。標準的なマジックボールでは、短辺を16分割、長辺を32分割(高密度なものは32×64分割)するグリッドを作成します。紙を半分、さらに半分へと正確に山折り・谷折りを交互に繰り返してグリッドを刻みます。ここで1ミリでもズレが生じると、最後の組み立てでボールが歪む原因になります。
蛇腹の格子ができあがったら、次はグリッドの交点を結ぶ「斜め45度の対角線」を連続して折り込みます。格子の中に菱形(ダイヤ型)の折り筋が整然と並ぶ状態を作ることが目的です。すべての折り筋に爪の背やヘラを使ってしっかりと「折り癖」をつけておくことが、後の工程を格段にスムーズにします。