ニョッキとペンネの最大の違いは、使用されている原材料と成形プロセスにあります。ペンネが一般的な乾燥パスタと同じくデュラム小麦のセモリナ粉と水を主原料としているのに対し、ニョッキは裏ごしした茹でじゃがいもと小麦粉を練り合わせて作られます。
この原材料の差は、口に含んだときのテクスチャーに直結しています。ペンネは中心に心地よい芯を残す「アルデンテ」のコシと歯切れの良さが持ち味ですが、ニョッキはじゃがいも由来のデンプンが生み出す、ふんわりと柔らかく吸い付くようなもちもち食感が特徴です。
栄養面におけるニョッキとペンネのカロリー・糖質の違いも見逃せません。乾燥ペンネは100gあたり約360kcal、糖質は約70g前後と小麦本来の高密度なエネルギーを持ちます。一方で、生ニョッキは水分とじゃがいもの比率が高いため、100gあたり約150〜180kcal、糖質は約30〜35g程度と、同重量換算ではニョッキの方が低カロリーかつ低糖質な傾向にあります。ただし、ニョッキは濃厚なソースと合わせることが多いため、一皿全体の総カロリー管理には配慮が必要です。