五関晃一というアーティストを語る上で外せないのが、その類稀なるギャップだ。普段のバラエティ番組やトークコーナーでは、温和で控えめ、独特のマイペースな空気を漂わせている。カメラの前で無理に爪痕を残そうと焦る姿は一切見せない。
ところが、ひとたび曲が流れてステージに立つと、空気は一変する。指先の一本一本、足先の角度、視線の移し方に至るまで、完璧に計算されたダンスパフォーマンスが展開される。その洗練された動きは「静かなる衝撃」として見る者を一瞬で惹きつける。この静と動の極端なギャップこそが、ファンの心を捉えて離さない最大の武器なのだ。