かつて新宿の夜といえば、雑多な居酒屋やカラオケ店が主役だった。しかし、ここ数年でその景観は一変した。深夜営業を行うパフェ専門店が急増し、週末ともなれば深夜2時や3時でも店外まで行列が延びる。その背景にあるのは、都市で働く人々の意識の変化だ。「お酒を飲んだ後の締めは重いラーメンではなく、さっぱりとした上質なスイーツで1日を締めくくりたい」。そんなニーズに、新宿の夜パフェ店が見事に応えたのだ。
とりわけ歌舞伎町や新宿三丁目周辺の店舗は、カウンター越しのライブパフォーマンスや照明の演出にこだわりを見せる。暗めの店内にスポットライトが当たり、パティシエが目の前でパフェを組み立てていく様子は、まるで劇場のアートショーだ。アルコールとの相性を計算し尽くした甘さ控えめのフレーバーは、一日の疲労を爽やかに吹き飛ばしてくれる。