かつて明治ブルガリアヨーグルト(450g/現400g包装)には、小さな紙袋に入ったフロストシュガー(顆粒状の砂糖)が必ず付属していました。「あのサクサクした砂糖が好きだった」と懐かしむファンも多いはずです。ではなぜ、あの添付砂糖は忽然と姿を消したのでしょうか。
結論から言えば、2014年3月に明治が添付を終了した背景には「日本人の食習慣の成熟」と「環境への配慮」がありました。
明治が実施した広範な市場調査において、無糖のプレーンヨーグルトをそのまま食べる人や、ハチミツ、オリゴ糖、ジャム、フルーツ、シリアルと合わせる人が激増している実態が判明しました。さらにはカレーやタンドリーチキン、ドレッシングなどの料理素材として活用する層も定着し、実にユーザーの大半が付属の砂糖を使用せず、家庭内で余らせて廃棄していたのです。
使われない砂糖の添付を続けることは、原材料の無駄遣いになるだけでなく、プラスチックや包材ゴミの増加につながります。多様化する現代のライフスタイルに寄り添い、資源ロスを削減するというサステナブルな決断の結果、添付砂糖は役目を終えて静かに姿を消しました。