耳に水が入った感じが治らない?痛くない違和感に潜む病気と対処法

耳に水が入った感じが治らない?痛くない違和感に潜む病気と対処法

耳に水が入った感じが治らない?痛くない違和感に潜む病気と対処法の真相について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

耳のトラブルにおいて最も警戒すべき誤解が、「痛みを伴わないから軽症である」という思い込みです。実際には、激しい痛みを伴わないまま進行する深刻な耳疾患が複数存在します。

その筆頭が突発性難聴です。「ある日突然、耳に水が入った感じから突発性難聴と診断された」という患者は後を絶ちません。突発性難聴は、音を感じ取る内耳の有毛細胞への血流障害やウイルス感染が引き金と考えられており、初期症状として耳鳴りで水が入ったような音や「膜が張ったようなこもり感」だけを自覚するケースが目立ちます。発症から治療開始までのタイムリミットは極めて短く、発症後48時間〜1週間以内のステロイド治療開始が生涯の聴力を左右します。

また、成人の耳に水が入った感じなのに痛くない症状で頻度の高い疾患が滲出性中耳炎です。通常の中耳炎(急性中耳炎)と異なり発熱や激痛がなく、中耳腔にサラサラまたは粘り気のある液体が溜まることで、まさに耳に水が入った感じの代表例として滲出性中耳炎特有のポチャポチャ音が自覚されます。鼻炎や副鼻腔炎をきっかけに発症することが多く、放置すると難聴の固定化を招くため早期処置が欠かせません。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。