購入検討者が最も懸念するスマート中古車の故障リスクですが、これは年式(世代)によってリスクの所在が全く異なります。旧世代(W450/W451)で頻発した「クラッチアクチュエーターの不具合」「シフトが入らなくなるトラブル」は、3代目(W453)でルノー製の湿式6速DCT(ツインアミック)に刷新されたことで大幅に改善されました。
現在の3代目モデルで注意すべきポイントは、サーモスタットの固着や各種センサー類の経年劣化、エアコンコンプレッサーの不調など、一般的な欧州コンパクトカーで見られる消耗品トラブルが中心です。定期的な油脂類交換と消耗品管理を行っていれば、エンジンブローのような致命傷に至るケースは稀です。
気になるスマート中古車の維持費ですが、排気量は660cc〜1000cc未満(または0.9Lターボ)のため、自動車税種別割は年間25,000円〜29,500円(※年式による重課を除く)と非常にリーズナブルです。消耗タイヤも小径サイズのためタイヤ代も安価に収まります。一般的なスマートの車検費用目安は、民間車検場や輸入車専門店を利用した場合で8万〜13万円程度。正規ディーラーで予防整備を徹底すると15万〜20万円超になるケースもありますが、日常的な維持費自体は国産普通コンパクトカーと大差ありません。