当時の日本のロックシーンは、文字通り男たちの戦場だった。女性がステージに立つとしても、それはポップスやニューミュージックの領域であり、歪んだギターと重低音のドラムに乗せてシャウトする女性など、異端中の異端とされていた時代だ。
そんな中、1985年にメジャーデビューを果たしたSHOW-YAは、周囲の冷ややかな視線を実力で黙らせた。特に寺田恵子の存在感は群を抜いていた。黒革のジャケット、濃いアイライン、そして挑発的な眼差し。彼女は単に着飾った人形ではなく、自らの声と肉体で男たちと対等に渡り合う戦士だった。