なぜひっくり返す?分数の割り算のやり方と逆数にする理由を完全図解

なぜひっくり返す?分数の割り算のやり方と逆数にする理由を完全図解

なぜひっくり返す?分数の割り算のやり方と逆数にする理由を完全図解の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

多くの人が抱く最大の疑問、「なぜ分数の割り算は逆数を掛けるのか?」という謎を解き明かします。この理由は、主に2つのアプローチで明快に説明できます。

①「割る数を1にする」アプローチ(数式による証明)
割り算には「割られる数と割る数の両方に同じ数を掛けても、答え(商)は変わらない」という大原則があります。
例えば、$6 \div 2 = 3$ ですが、両方に3を掛けた $(6 \times 3) \div (2 \times 3) = 18 \div 6 = 3$ でも答えは同じです。

この性質を利用して、計算が最も楽になる「割る数を1にする」ことを目指します。
$\frac{2}{3} \div \frac{4}{5}$ の計算で、割る数である $\frac{4}{5}$ を「1」にするためには、その逆数である $\frac{5}{4}$ を掛けます。

$$\left( \frac{2}{3} \times \frac{5}{4} \right) \div \left( \frac{4}{5} \times \frac{5}{4} \right) = \left( \frac{2}{3} \times \frac{5}{4} \right) \div 1 = \frac{2}{3} \times \frac{5}{4}$$

割る数が1になったため、結果として「割られる数に割る数の逆数を掛ける計算」だけが手元に残るわけです。

②「1あたり量を求める」図解アプローチ(日常のイメージ)
日常生活の具体例として、ジュースの分配をイメージしてみましょう。

【問題】 $2\text{L}$ のジュースがあります。これを $\frac{1}{3}\text{L}$ 入るコップに分けると、何杯分になるでしょうか?

式は $2 \div \frac{1}{3}$ となります。
$1\text{L}$ の中に $\frac{1}{3}\text{L}$ のコップは「3杯」入ります($1 \div \frac{1}{3} = 3$)。
ジュースは全部で $2\text{L}$ あるので、全体の杯数は $2 \times 3 = 6\text{杯}$ になります。

「$\frac{1}{3}$ で割る」ということは、「1の中に3つ分ある塊を数える(=3を掛ける)」ことと同じ意味を持ちます。分母の数だけ小分けの個数が増えるため、分母の数字を掛ける計算へと変化するのです。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。