オーディション番組『歌スタ!!』で木山裕策の運命を決定づけたのが、ヒットメーカーである作曲家・多胡邦夫氏との出会いです。多胡氏は木山が抱える家族への深い愛情と、一度は失いかけた命の重みを真正面から受け止め、彼のために渾身の楽曲『home』を書き下ろしました。
木山裕策の『home』の歌詞には、何気ない日常の尊さと、父親が子どもたちへ寄せる普遍的な願いが凝縮されています。「立ち止まり振り返ると そこにはいつも家族がいた」「君が生まれた日の朝の光」といったフレーズは、がんという死の恐怖に直面した木山の実体験と重なり合い、単なるラブソングを超えた「命の継承の物語」としての意味を持ちます。
2008年2月6日にリリースされた同シングルは、オリコン週間チャートで最高7位を記録し、登場回数40週以上という異例のロングセールスを樹立。同年末の『第59回NHK紅白歌合戦』への初出場を果たし、お茶の間に深い感動を与えました。